handling by LOTUS |
Type |
Irmscher |
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カタログ
(1988.5-)
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基本方針 |
・クオリティの高いスペシャルティとしての地位を確固たるものとする為、各種基本性能を熟成させる
・更なる内外装のリファインで商品力強化
・高級乗用車としての装備品の充実
・(オートマチックシートベルトの採用) |
開発の狙い |
・ いすゞ乗用車のイメージ向上とその定着化
・個性的な車の発売による新市場の開拓
・若年層のいすゞ乗用車への関心の増幅
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スポーツ性も、快適性や高質なドライブ・フィーリングも、どちらも要求する「大人」のユーザー(ハイクオリティフィール) |
ターゲット・ユーザー |
若年層(キビキビスポーティー) |
世界に通用するGTクーペ |
合言葉 |
EUROPEAN SPIRIT BY ISUZU |
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デザインの狙い |
SOLID & SPARTAN (中味が濃くて正統派) |
トップダウン(ロータスとの提携より) |
開発のきっかけ |
担当者の発案より |
1987年2月〜6月 or 7月 |
開発時期 |
1984年夏頃 |
エクステリア |
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デザインの狙い |
(1) いすゞアイデンティティの主張
角型4灯ランプ、横さん黒グリル、ISUZUロゴマーク
(2) ハイセンスでハイクオリティなスポーツ表現
エアロホイールカバー、リアスポイラー
(3) 外装色<スポーティさと若さを最大限に表現>
・・・ |
ハイマウンテッド・ストップランプ付リヤスポイラー(3点式)
BBSアルミホイール
ブリジストン・ポテンザRE71(195/60R14)
“handling by LOTUS”バッジ(後、横2) |
特徴 |
フロントマスク角型4灯ハロゲンヘッドランプ
フロントマスク中央部ISUZUマーク
大型リヤスポイラー(2点式)
フルホイールカバー
トランピオC2(205/60R14-85Hタイヤ) |
インテリア |
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デザインの狙い |
(1) シートの性能向上
(2) ステアリングホイール
(3) 内装色(精悍なブラック一色)
(4) マテリアル ・・・ |
“handling by LOTUS”バッジ(助手席側)
モモ製本革3スポークステアリング
シックな英国調のグレー
バケットタイプ型シート |
インテリア |
モモ製本革4スポークステアリング
ブラックを基調
RECAROシート |
チューニング内容 |
グループ・ロータス・パブリック |
チューナー |
西独イルムシャー社 |
5万マイル(3万キロ) |
チューニングに要した走行距離 |
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英国、フランス、ルクセンブルグ、西独 |
チューニング場所 |
西独アウトバーン |
ダイレクトなステアリング・フィール、高いロードホールディング、疲れを覚えることのない快適な乗り心地、ファン・トゥ・ドライブ |
徹底追求テーマ |
並外れた高速・直進安定性と高速コーナリング性能 |
リヤを5リンク式にし、前後スプリング、ショックアブソーバ、スタビライザーのチューニング |
具体的 |
ブッシュ、バネ、ショックのセオリー通りのチューニング
ロール剛性の見直し。コーナリング時のタイヤ接地性を重視 |
ダブルウイッシュボーン型独立懸架 |
フロント |
ダブルウイッシュボーン型独立懸架 |
キャンバー角を0度に設定することにより、タイヤを地面に対して常に直角に保ち、グリップ力をフルに引き出す。コイルスプリングやスタビライザーのチューンにより、コーナリング時のロードホールディング力を高めるとともに、フラットな乗り心地をも実現
ショックアブソーバ |
フロント・チューニング内容 |
コイルスプリングのバネ定数とショックアブソーバーの減衰力をチューニングし、すぐれた乗り心地を確保するとともに、ステアリングレスポンスとロールの減衰性の向上を図る。キャンバー角は45度 |
スプリング
4.7 kg/mm
スタビライザー径 25Φ
ネガティブ・キャンバー45度
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フロント詳細 |
スプリング
4.3 kg/mm
スタビライザー径 23Φ
ネガティブ・キャンバー 0度
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5リンク式 |
リヤ |
トルクチューブ式3リンク |

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1. Housing, Axie
2. Spring, Coil
3. Sear, Spring
4. Link Assy, Lower
5. Bracket, Upper Link
6. Rod Assy, Lateral
7. Link Assy, Upper
8. Absorber, Shock
9. Bar, Stabilizer
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1. Housing, Axie
2. Spring, Coil
3. Insulator, Spring (Upper)
4. Insulator, Spring (Lower)
5. Absorber, Shock
6. Arm, Control
7. Rod, Lateral
8. Bar, Stabilizer
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スプリング 2.32〜4.82 kg/mm
スタビライザー径 20Φ
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リア詳細 |
スプリング1.6〜7.51 kg/mm
スタビライザー径 15Φ
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独自のチューニングにより、通常時はもとより限界時にも弱アンダーステアを維持する、極めて安全な高いステアリング特性を実現。天候や路面状態に左右されない快適な高速移動可能な走行性能
ショックアブソーバ |
リヤ・チューニング内容 |
コイルスプリングのプログレッシブ化を強め、ショックアブソーバとスタビライザーのチューニングにより、接地性の向上とニュートラルステアー化を目指した。 |
純粋なヨーロピアンテイストをもつサスペンション 「しなやかな乗り味」
ドライバーが意のままに操れるすぐれたハンドリング性能と、そして理想的ともいえる快適な乗り心地を高次元で融合 |
実現したものは |
本格的ヨーロピアン・フィーリングの足まわり
高速域での直進安定性、確実なロードホールディングや快いダンピング、しなやかで安心感のあるハンドリング |
その他 |
ATミッションはロックアップ・クラッチ付きにグレードアップ |
ATミッション |
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マニュアルミッションの1速は扱い易さの向上を狙いローギアード化 |
マニュアルミッション |
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・ギアボックス部のゴムマウント容量を増し、同時にブラケット取り付け部を強化
・ステアリングの切り始めのねじり剛性を従来の2倍にアップ
[実際は違うようです] |
ステアリング系 |
・ステアリングの切り始めのねじり剛性を従来の2倍にアップ
[実際は違うようです]
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イルムシャーに比べて10%重めに設定して、安定した操舵フィーリング |
パワステの操舵力 |
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フロントサスペンションメンバーとボディをクロスバーで補強、スカットル上部にクロスバーを追加、Bピラー部にリインホースメンと追加
[輸出使用を流用。Impulseは1985年3月。その他は1985年9月から]
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ボディ剛性 |
フロントサスペンションメンバーとボディをクロスバーで補強、スカットル上部にクロスバーを追加、Bピラー部にリインホースメンと追加
[輸出使用を流用。Impulseは1985年3月。その他は1985年9月から]
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評論家の感想 |
かなり柔らかい |
A氏 |
高速でのレーンチェンジした際の収束はイルムシャーに軍配 |
操全縦を安に楽しみながら乗りごこちの良さを確保 |
B氏 |
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ハデさはないが、落ち着いた雰囲気 |
C氏 |
ややアクティブなエクステリアとインテリア |
走りに荒さが消えて、ずっと近代的になった |
D氏 |
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ピアッツァが持つイメージどおりのグレードがやっと出た |
E氏 |
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スタート時、ふつうにスクワットする |
F氏 |
スタート時にピョコとお尻を持ち上げる独特の姿勢を示し、感覚を逆撫で |
スポーツイズムとともにトータルにわたるしっとり感。雰囲気も大人っぽい |
G氏 |
適度にラフでありながらシャープかつハードな持ち味で、スポーツマインドを満喫させる |
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